原田眞人監督と岡田准一さんが三度目のタッグを組んだ映画『ヘルドッグス』が、大ヒット上映中です。
原作は深町秋生さんの人気小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』。
緊張感あふれるストーリー展開と迫力あるアクションシーンが話題となり、大ヒットとなっている一方で、「つまらない」「面白くない」といった声もみられました。
そこで今回は、「【ヘルドッグス】つまらない・面白くないという評価の真相を調査!」と題して、調べた内容をお届けさせて頂きます!
【ヘルドッグス】が「つまらない」という理由
アクションシーン以外は盛り上がらずつまらない
予告ではバディ感を出していたのに、兼高の相棒である室岡との活躍シーンがあんまりないところが残念でした。アクションシーン以外は盛り上がりどころがなくて退屈でした。原作未読の人はよけいに楽しめないと思います。(20代・女性)
『ヘルドッグス』はアクションシーンが見どころですが、それ以外にも注目して欲しいのがキャストの豪華さ!
アクションシーン以外はつまらないという意見の方は、演技派と言われる俳優さんたちの迫真の演技にも注目してほしいです!
アクションシーンの尺が短くてつまらない
ヘルドックスがつまらない理由は、余計な人間ドラマが入ってくるせいでアクションシーンの尺が短いからだと思います。せっかく岡田准一さんというアクションに特化した俳優を起用しているのに、もったいないことをしているなと思いました。(20代・男性)
アクションシーンがみたい!と期待していた人にとっては、思っていたよりもアクションシーンが少なく「つまらない」と感じてしまったようです。
原田組のイメージ通りでつまらない
原田組と言われる常連の個性とクセが強めの役者さんがいっぱい出ていて、過去作のイメージをどうしても引きずってしまうので、どこか没入できない感じがありました。勿体ない。(30代・女性)
原田映画の特色、シナリオがひとりでなされているためエピローグが全ての映画で弱体化してしまっている。黒澤明映画がなぜ人間を徹して掘り下げられたか。ハシモトシノブ、キクシマリュウゾウ、イデガジン、オグニヒデオの強烈な人間追求作家が黒澤作品を支えきったゆえである。原田作品の欠点は原作を簡素化することで原作の持つ人間追求が映画から溢れてしまう。表面はジャニーズのメンバーや人気俳優を使い、ある程度見る側を引き寄せられるが、黒澤明の「酔いどれ天使」や深作欣二の「仁義なき戦い」の深淵に触れることはできない。そろそろシナリオを黒澤の如く優れた若きシナリオライターで囲んだ秀悦な人間像をスクリーン上に展開する時機に来ている。原田氏の言う「映画は娯楽である」というコンセプトでも人間を追求することを忘却してはならない。それが映画という表現媒体の骨子だからである。フランス映画「ゲンナマに手を出すな」を自作と対比して勉強してほしい。同じスーツ姿ながら大人と若者の差異も感じてほしい。(40代・男性)
説明がくどくてつまらない
事件やキャラクターの裏付けのくどくどした説明がスピード感を損なってしまったと思いました。(30代・男性)
役者さんの声量が小さかったり聞き取りづらかったりしてつまらない
坂口健太郎のアクションが何とも言えない仕上がり。岡田准一主演の作品ですが、バディとなる坂口健太郎のシーンがやや冗長です。物語はあくまで岡田准一(兼高昭吾)が軸となって進むため、坂口健太郎(室岡秀喜)パートはあくまでクライマックスまでの伏線に過ぎません。全体的にヤクザ映画としての側面が多いのですが、序盤の組織・構成の説明の情報量が多く、整理がつく頃には終盤を迎えます。途中、暗殺者との心理戦・格闘戦が挟まりますが、良くも悪くもそこがピーク。思いつかないようなどんでん返しもなければ、岡田准一のアクションに添えるようなだけの銃撃戦。見た目は派手ですが、かといって目を見張るような殺陣もありません。坂口健太郎のサイコキャラの演技は悪くないのですが、この映画に必要かと言われるとそうでもない、ファンの方であれば楽しめるのでしょうが…。後、邦画にありがちですが、何人かの役者さんの声量が小さかったり聞き取りづらかったり、ただでさえヤクザの組織で複雑なうえに、聞き取れない会話が多いので退屈する時間もあります。原作ファン、主演2名のファンでもない限りはそこまでオススメ出来ません。(30代・男性)
恋愛的要素が全くなくてつまらない
恋愛的な要素がまったくないので暗すぎます。女子高生が出て来ますが、手も触ったこともない彼女に対してあれだけの執着と復讐を果たすところがあまりにも極端な感じがしました。(60代・男性)
『ヘルドッグス』に恋愛要素を求めるのも違うような気がしますが・・・。
補足すると、作中では恋愛要素が全くないわけではなく、主人公の兼高と土岐の愛人・恵美裏との恋愛が出てきます。

甘い感じではないんですけどね・・・
【ヘルドッグス】が「面白くない」という理由
原作とかなり違う展開で面白くない
岡田准一くんと坂口健太郎くんが観たくて見に行きましたが、原作とはかなり違った展開になっており、原田眞人監督ワールドが全開すぎて、予想していたものとかなりイメージが違いました。ことに十朱(MIYAVI)は、黙っていれば美しいのですが…「なんか違う」感が凄い…キャラの解釈がぶっ飛んでいて、観ていて落ち着きませんでした。(30代・女性)
原田眞人監督といえば、原作があるものを脚本・監督し映画化することが多いのですが、「原作通りにつくらない」ことがほとんどなんですよね。
今回の『ヘルドッグス』ももれなく原作とは違う展開になっています。
原作ファンにしてみれば「予想と違った」とがっかりしてしまうんでしょうね。

MIYAVIさんの十朱役、ハマっていて個人的にはすごく好きです!
セリフが聞き取れず面白くない
俳優の早口が聞き取れません。(60代・男性)
セリフが非常に聞き取りずらかったです。邦画にありがちなのかもしれませんが、BGMだけでかくて音声が小さかったです。物語の重要な部分を説明していてもの、早口でぼそぼそしゃべっていて聞き取れないのでストーリーに入り込めなかったです。(20代・女性)
健太郎君がでてるからヘルドッグス観に行ったんだけど、早口でよくわかんないセリフがあったりして物語背景がイマイチ掴みきれず。これから観る人には公式サイトで登場人物の名前や人物相関図などあらかじめ勉強してから観に行くことをお勧めします。(30代・女性)
これは致命的です!セリフが怒鳴り過ぎて、聞き取れません!(30代・男性)
こちらの意見に関しては、Twitter上でも多く寄せられていました。
早口で聞き取れず内容がよくわからない、というのは、原田監督ファンからすると通常運転なのだそうです(笑)。
物足りなさを感じて面白くない
岡田准一や坂口健太郎のキャラクターが売りなのでしようか、まあここでもこの言葉でまとめられるのが日本映画の悲しい現実。「日本映画ではまずまずです。」でも、韓国ノワール映画を楽しんできた映画ファンには正直物足りないです。ホンモノの悪になりきれないジャニーズ事務所の壁があるように感じました。(30代・男性)
画像が汚い感じがして面白くない
全体的に画像が汚くて見ていられません。イメージを作っているつもりでしょうが、シャープな方が見やすい。(60代・男性)
キャラ設定が原因で面白くない
それぞれのキャラの個性が目立っているのは良いのですが、ストーリー自体はシリアスな雰囲気なのにネタっぽさのあるキャラもいて、雰囲気が壊されるような感じがして白けてしまった。(20代・男性)
キャストは豪華で、アクションも気合入ってましたが、キャラの設定がぶっ飛び過ぎていて、いまいち乗れませんでした。オペラを歌うヤクザとか、ご時世なのかやたら岡田准一が好かれるホモセクシュアル要素が多かったりとか。ヤクザも全然ヤクザっぽくなくて、こんなオシャレでスタイリッシュなヤクザいないよな~と思いながら見てました。そういう映画なのかもしれませんが、もうちょっとリアルなヤクザ映画を期待していたので、がっかりでした。(40代・男性)
韓国映画にした方が面白い
結論から申し上げると「韓国映画化したらもっと面白くなるであろう2022年公開の邦画No.1」として、ランキングづけさせて頂きます。アンダーカバーとして極道に所属する兼高と潜入先の室岡は、相性98%!序盤はその98%を楽しみ、終盤はその2%を楽しむつくり。でも、個人的に韓国映画に推したい理由は、ネタバレになるので言えないけど中盤の展開。「あ、あなたも…」って展開が、絶対に韓国だったらもっともっと面白くなる。キャストの配役もそうだけど、重要そうな人が分かりやすすぎた…そして、韓国のようなとにかく暗い雰囲気で展開していけば、もっとそのどんでん返しがきくのに、たまに挟み込まれるギャグのようなものが邪魔をしてしまっていた。とはいえ、岡田准一×坂口健太郎×松岡茉優の組み合わせは、個人的に嬉しい…にしても、大竹しのぶの存在感は端役でもすごかった。(30代・男性)
【ヘルドッグス】のあらすじは?
愛する人が殺される事件を止められなかったトラウマを抱え、ヤクザに対する復讐のためだけに生きる元警察官の出月梧郎(岡田准一)。
その獰猛ぶりに目をつけた警視庁組織犯罪対策部特別捜査隊班長の阿内(酒向芳)からの強要で、関東最大のヤクザ組織・東鞘会に”兼高昭吾”として潜入することになります。
任務は、東鞘会の若きトップ・十朱(MIYAVI)が持つ「秘密ファイル」の奪取。
警察の調査で相性が98%と診断されたサイコボーイ室岡(坂口健太郎)と相棒となり、ヤクザ組織をのし上がっていきます。
数年後地位を確立した二人は、神津組組長である土岐(北村一輝)からの推薦により会長・十朱のボディーガード役に抜擢されますが、そこから予想外の出来事が次々と展開していきます。
果たして”兼高”は秘密ファイルを奪取できるのかーーー。

怒涛のストーリー展開であっという間の138分でした!
【ヘルドッグス】つまらない・面白くないという評価まとめ
今回は、【ヘルドッグス】つまらない・面白くないという評価の真相を調査!といった内容を紹介させて頂きました!
【ヘルドッグス】が「つまらない」という理由
- アクションシーン以外は盛り上がらずつまらない
- アクションシーンの尺が短くてつまらない
- 原田組のイメージ通りでつまらない
- 恋愛的要素が全くなくてつまらない
【ヘルドッグス】が「面白くない」という理由
- 原作とかなり違う展開で面白くない
- セリフが聞き取れず面白くない
- 画像が汚い感じがして面白くない
- ネタっぽいキャラに雰囲気を壊されるので面白くない
これだけ様々な意見が寄せられるということは、それだけ映画『ヘルドッグス』が期待して観られているということですよね!
現在大ヒット上映中ですので、まだみていない方はぜひ劇場に足を運んでみてください♪