おせち料理にはいろいろな具材が使われていますが、どうして「海老」が使われているのか?その意味を知らないという人も多くいます。
おせち料理に入っている海老は美味しいので「食べるだけで十分!」という人もいますが、その意味を知っていると美味しさがさらに増すかもしれません。
せっかくなら食べる前に知っておきたいですよね。
おせちに海老が入っている「理由」や「いわれ」を知っていると、お正月で人気者になれるかも!?
この記事ではおせち料理が大好きな私が、海老が使われている意味について調べた内容を詳しく紹介します。
おせち料理を食べるときに、ぜひ一緒に食べている人にも教えてあげてくださいね♪
>>【まとめ記事】おせち料理の具材の意味は?【定番の中身】食材や材料の意味を紹介!
おせち料理で「海老」が入っている意味を知っている人の割合を調査
※調査アンケート (n=32) :2021年9月実施 ミルトーク
今回は、20代~50代の男女に 「おせち料理で海老が入っている意味を知っている人」の割合を調べてみました!
調査結果から約59%の人が「知っている」と答えていることから、半分以上の人がその意味を知っているということがわかりました。
私は「知らない人」の1人でした!
では、海老が入っている「意味」について、見ていきましょう♪
おせち料理の「海老」を使う意味・理由(いわれ)
海老の長いひげと曲がった腰は、おじいちゃんやおばあちゃんの姿に似ていませんか?
海老を食べることで、「みんなで長生きをしようね」という想いを込めたおせち料理の具材として使われるようになったと言われています。
おせち料理に鮮やかさを添えるのは、彩の良い朱色をした海老が活躍します。おせち料理に使われる海老は、比較的高級とされている「車海老」や、「伊勢海老」などが使われています。
おせちに海老が使われるのは、見た目の華やかさだけでなく、大切な家族が今年も幸せに過ごせるようにという願いが込められています。
また、海老の漢字の由来にもあるように、海老の長いひげを長寿老人に例えたことから、「海老」という漢字が使われるようになったと言われています。
海老に熱を加えると「赤」と「白」の部分が、お正月に使われる「紅白」にもマッチしているので、おせち料理の代表的なメニューとしても人気です♪
▼海老の頭はあり?なし?
おせち料理に海老を使おう!と決めても、頭はあった方がいいの?頭はとってもいいの?と気になりますよね。
結論から言うと、「頭あり」がおすすめです。
それは前項で紹介した海老を使う意味として、海老のヒゲが1つポイントになってるからです。
その他にも海老の「頭あり」をおすすめするポイントがあるので、紹介していきます。
海老の頭がないとヒゲがなくなってしまう
海老はひげが長いことから長寿の老人に例えられ、長寿の象徴としておせち料理に入れられます。
頭を取ってしまうと海老のヒゲが消えてしまい、海老が長寿の象徴ではなくなってしまうからです。そのため、海老の頭はあった方がよいでしょう。
海老の頭があった方がおせちらしく豪華に見える
お正月のおせち料理は、お重に詰めるのが一般的ですよね。
詰めたときに目に飛び込んでくるのは、豪華な海老の存在です。海老のおかげで、いつもより料理が美味しく豪華に見えます。
しかし、海老の頭を取ってしまうと、同じ海老が入っていても海老の存在感がぐっと薄れてしまいます。見栄えを良くするためにも、海老の頭があった方が断然おすすめです。
海老の頭があった方が美味しく食べられる
海老の頭は食べる前に取り除くので、重要ではないと思う人もいるかもしれません。
しかし、頭があるかないかで、海老の味が変わってきます。
海老の頭には味噌が含まれており、これを使ってうま煮を作ると美味しいダシが出ます。うま煮に限らず、塩焼きでも、頭があるのとないのとでは味が変わってきます。
海老の頭がなくても、十分海老の身だけでも美味しいく食べられますが、塩焼きにする時などは、頭の香りも楽しめます。
ふっくらとした身と香ばしい頭の交わった瞬間がとても好きという人もいるぐらいで、味、食感ともに海老の頭はあった方がよいでしょう。
おせち料理で使う「海老」の種類
- ぼたん海老
- 伊勢海老
- 車海老
- ブラックタイガー
- タイガー海老
- 芝海老
- 赤海老
- 甘エビ
など、一言で「海老」と言ってもおせち料理で使用される海老の種類は多くあります。
特に豪華とされているのが「伊勢海老」ですね。豪華な見栄えがする分、価格も他の種類と比べると高めです。
また、「車海老」はおせち料理に欠かせない具材として、お正月が近づくとスーパーなどの鮮魚コーナーでもよく見かけるようになります。
おせちの中身はそれぞれの好みによって違ってくるので、あえて高価な海老を購入する必要はなく、それぞれのご家庭にあった素材を選ぶようにしましょう。
伊勢海老食べたいけど、高い・・
おせち料理の「海老」を使った簡単レシピ(作り方)
おせちに欠かせない海老を使った料理ですが、簡単に作れるメニューもあります。
ここでは海老を使った簡単レシピ(作り方)を紹介します。
海老のうま煮(つや煮)
<材料>(5人分)
・有頭海老
・10尾
・塩水
・1リットルほど
▼出汁
・三温糖、酒、みりん:大さじ2ほど
・薄口醤油:大さじ1ほど
・粗塩:1つまみ程度
・はちみつ
<作り方>
- 塩水で海老を軽く洗う。長すぎるヒゲは少しカットし、水気を軽く拭き取る。
- 鍋に出汁の材料を入れ人に立ちさせ、1の海老を重ならないように入れ落し蓋をする。エビの色が赤く変わったら弱火にし3分ほど煮つけて火を止め粗熱が取れるまでそのままに。
- の粗熱が取れたら保存容器に海老と煮汁を移して冷蔵庫で保存する。食べる直前にお皿へ盛り付けてできあがり!(★写真は有頭海老ではありません)
- 食べやすく殻を剥いて盛りつけても!
<ポイント>
おせちのメニューに取り入れたい簡単レシピです。急なお客さんが来ても、これがあれば豪華なおもてなしができちゃいますよ♪
海老の塩焼き
<材料>(1人分)
・赤エビ:2尾
・マジックソルト:小さじ1/2
・片栗粉:小さじ1
・酒:大さじ1
<作り方>
- ボールにエビ・片栗粉・酒を入れてエビを撫で洗いする。※暫くすると片栗の色が少し変わり汚れが取れます
- そうしたら水でさっと洗い流す。
- エビはキッチンペーパーで軽く水分を拭き取り、マジックソルトをエビに振りかける。
- 魚焼きグリルで赤エビを焼く。※中火で5分程度
- 表面が赤くなり、パリッとしてきたら焼き上がり。完成♪
<ポイント>
マジックソルトを使うことで、単純な味になることを避けて、ちょっぴりお洒落な味付けになります♪
海老の塩ゆで
<材料 >(5人分)
・海老:5尾
・水:適量
・塩:小さじ1くらい
<作り方>
- 鍋に水と塩を入れて火にかける。
- お湯が沸騰したら海老を入れて、色が変り、海老のいい匂いがしてきたら火を止めて、海老を取り出す。
<ポイント>
強火でさっと茹でるのがポイントです!ゆで汁は、美味しい出汁が出ているので、捨てずにとっておいて、スープやお雑煮などにも使えるのでとっても便利です♪
【おせち料理】海老の保存方法
海老のうま煮は、蓋付きの保存容器に入れて冷蔵することができます。
冷蔵した海老のうま煮を再加熱する際は、身が固くならないように弱火でゆっくりと加熱してください。
保存期間が長くなると味が落ちますので、なるべく早くお召し上がりください。
【まとめ】おせち料理の海老の意味は「長寿」の願いを込めて
おせち料理の1品として代表的な「海老」ですが、使用されるには「大切な家族に長生きして欲しい」といった、しっかりとした意味や理由がありました。
また、簡単なレシピや作り方も紹介させて頂きましたので、おせち料理にチャレンジするときはぜひ参考にしてみてくださいね♪